注文してね ♫
☆これは、可愛いい米ビー（かわいいベイビー）を発売するまでのストーリーです。
コシヒカリ「鮭」は、ミエさんが販売会に参加するときはもちろん売れるのですが、普段はなかなか安定した量を販売することができず苦戦していました。
◎コシヒカリ鮭
何度も説明するようですが、「コシヒカリ鮭」の名前の由来は、鮭を発酵させた肥料で育てたからこの名前なのです。
そんなあるとき、東京ＭＸ「5時に夢中！」金曜日にミエさんがレギュラー出演すると同時に、中尾ミエプロデュースのコシヒカリ「鮭」を視聴者プレゼントとして毎週紹介してもらうことになりました。
しかし、あれだけの人気番組で紹介してもらってもテレビの反響は薄く、「鮭」の販売は伸び悩みました。
ある日、５時に夢中！で、占いで有名なタレントさんがゲストのとき、ミエさんが「このお米、なかなか売れないのよ～」と呟いたらその方が「それはそうですよ。名前がいけません！」と指摘されました。
確かにそれまでにも「米なのに鮭って何なの？」と言われることも多々ありましたが、商標まで取っているのに改名することを思いきれずにいたのです。
そこで、５時に夢中！の番組内でミエさんのお米の名前を決めるコーナーをやることになりました。
ミッツさんには「番組の私的利用^_^」と突かれながらも、２か月も掛けて毎週のゲストさんや視聴者の皆さんのアンケートなどを繰り返してとうとう３候補に絞りこまれました。
しかし、その3つの候補が私にも周りの人たちにもピンと来なくて・・・
でも番組内で大勢の方々の意見が集まって決まったことだし・・・
そしてとうとう最終決定は私に委ねられて消去法で選びました。
ほかの2つの候補名は記憶に残らない程度の名前だったので、残念ながら憶えておりません。
◎おし米
おしまい
「おし米」の意味は、「推し」とか「料亭でお料理の最後に出てくるご馳走ごはん」みたいなイメージで・・・
取って付けたような理由しか思いつきません！
販売方法はアマゾンや楽天市場での販売をしていた（現在は販売していません）にもかかわらず、わずかな数しか売れませんでした。「鮭」のときより売れません。
ミエさんにも「私の年代のお友達にこのお米は贈り物に使えないのよ。洒落んならない人もいるから。」と言われる始末。
こんどは、ビックリするほどの売れなさが話題になり、ほかの番組でも取り上げられました。
販売開始から1年と2か月で「おし米」はおしまいにしました。
その後、とにかく早くミエさんと作るお米を販売しなければと焦りながら作った商品はこれです！
◎訳あって一瞬で消えた「ひのもと」
新潟平野の太陽のもとで育ったお米「ひのもと」
名前は良かったのですが商標の問題があり販売に至りませんでした。
同じ名前のお米の商品が世間に存在しないことは確認したのですが、あらためて商標を確認したところ、既に登録済みの名前だったのです。
ミエさんにも５時に夢中！にも恥をかかせるわけにもいかないし・・・
ここで一旦、萱森の心が止まってしまい1年ほどミエさんのお米は途絶えてしまいました。
しかし、ミエさんから「あなた、お米やらないの？５時に夢中！のみんなも待ってるのよ。」と声を掛けられ、私は救われる思いでした。これで迷わず前に進めます。
そしてまたまた「本当に最後の改名企画！」のコーナーがはじまりました。
とうとう決定しました「可愛い米ビー」 ベイビーと読みます。
名前を決めていただいたので私はすぐにパッケージづくりをはじめ、３パターンのパッケージデザインをみなさんに見てもらいました。するとこんどは番組の中でデザインを決めましょう！と言われてビックリ！？
私は気づきました。５時に夢中！は話題を必要としているんだ！！
私や周りの人たちは「どう見てもミエさんのイラストバージョンだろうな～」と想像していました。
しかし、今回は視聴者投票ではなくて、その日の出演者の皆さんの投票でした。そのせいなのか！？なんと選ばれたのは、中尾ミエさんのレコードジャケットをまねて作ったデザインでした。芸能人の方々には大御所の若い時の写真が入ってる案を落とすことはできなかったのでしょう。（想像です）
けっきょく、決まったことは変えることもできないので、「５時に夢中！」の視聴者プレゼントはレコードジャケットバージョンで、販売はミエさんのイラストバージョンにすることにしました。
何年間も何をやってるんだと言われそうですが、そんなこんなでこの度「可愛いい米ビー」の販売をスタートいたしました！
もう改名もできないと思いますので、こんどこそちゃんと販売しなければいけません！
みなさん、買ってくださいね～
全３話、これにて おしまい！